【Vol1 開催レポート】経営者&クリエイターが生み出す化学反応で課題解決の糸口を掴む!

 

こんにちは!

突然ですが、これを読んでくださっているあなたは会社員でしょうか? フリーランス? それとも両方? はたまた経営者の方?いずれにせよ、今日も1日お疲れ様です!

時代がものすごいスピードで進む中、既存の枠に囚われない働き方を選択する人も増えてきました。けれど、どんな形であれ、一人だけで完結する仕事ってありませんよね?

自分が属する企業はもちろん、クライアントや取引先であったり、少なからず「会社」というものに携わっている方がほとんどではないでしょうか?

ここで本題!

皆さんは世の中の「会社」のことをどれくらいご存知ですか?

日本に存在する会社の99.7%は中小企業ですが、もちろん知らない企業の方が圧倒的多数だし、調べるにしてもHPだけじゃ表面上のことしか分からない……

ですが、きっと世の中には、存在を知られていないだけで、魅力的な中小企業経営者が沢山いらっしゃるはず。そんな方達に光を当てるべく、この度新しく「スポカン会議」というサービスをリリースしました!!

スポカン会議とは??

Spot light on the Local Company / 地域で活躍する中小企業に光を。

というコンセプトのもと、

地域で活躍するカンパニーにスポットライトを当てた、経営者インタビューの様子をライブ配信すると同時に、その場にクリエイターをアサインして、インタビュー企業のPR戦略をその場で考えちゃおうぜ!という一石二鳥なサービスです。

これはビズタスクを運営するSENA株式会社の代表である生畑目の想いにより実現。

人材派遣会社や投資会社時代に感じていた

「魅力的な中小企業経営者が沢山いるのに、まだまだその存在が知られていない!」

という想いと、独立当初に感じていた

「フリーランスとしてこれから活躍したいと思っているのに、自分の力を試せる場が無い!」

という二つの想いを、同時に実現できる場所として企画されました。

 

イベントは全てオンラインで開催され、三部構成の合計90分で行います

第一部:経営者の方へインタビュー。
第二部:クリエイター達による戦略会議
第三部:経営者の方へP R戦略提案・フィードバック

 

この記事では記念すべき初回の模様をお伝えします。

一体どんな議論が交わされたのでしょうか?

最後までお楽しみください!

実際のインタビューの様子はコチラ!

 

インタビュー企業紹介

株式会社エステクト
代表取締役:清水 孝弘
所在地:東京都江東区佐賀1-9-11YSビル5F
事業内容:セキュリティカメラ・入退室管理システム等の機器設置、取付工事
HP: https://www.s-tekt.com/

 

クリエイター紹介

武田 翔太
フォトグラファー × 撮影スタジオ経営

福岡を拠点に活動しており、独立と同時に法人化。フォトグラファーかつ撮影スタジオの経営に携わっている。

 

工藤 美奈
イラストレーター × 画家

名古屋を拠点に、フリーランスとしてグラフィックデザイナーとして活動。世界各地を旅しながら、絵とデザインをするのが夢。

 

藤井 瑛里奈
フォトグラファー × WEBデザイン

フリーランス2年目でフォトグラファーやWEBデザインを中心に活動している。伊豆下田にお試し移住中。

 

角田 尭史
編集長 × グラフィックレコーダー
東京の生活から一転、伊豆下田に在住。ベンチャー企業の役員として移住支援に取り組む一方で、地域事業者の採用支援を行うなど幅広く活動。

 

 

第一部:経営者インタビュー

株式会社エステクトの代表である清水孝弘さんとzoom上でご挨拶。

これから90分、密度の濃い時間にしましょうとお互いに言葉を交わします。

第一部はSENA 株式会社代表の生畑目による経営者の方への一問一答形式のインタビュー。

ここでの内容が後々の戦略会議の肝になるのでクリエイター達も真剣に耳を傾けます。

 

生畑目「まず最初に、清水さんが会社を経営する目的はなんでしょう?」

清水さん「夢を伴った作業こそが仕事であるということを伝えていきたいんです。仕事が単なる作業であるという認識を正すには、仕事の素晴らしさ、大切さをどこかで知る必要がありますから」

 

生畑目「今後、実現していきたい世界観などはありますか?」

清水さん「電気工事職人としての地位を高めていきたいですね。単価、一般の相場はほぼ決まってるので、それを打破したいと思っています」

 

生畑目「清水さんにとって社員の存在はどんなものでしょう?」

清水さん「家族の次に大切な仲間です」

 

生畑目「会社の強み、力を入れていきたいと思ってることはなんですか?」

清水さん「強みは制御系の分野です。具体的には図面や基板、ICボードのプログラムの作成といった業務があります。また、今後のビジョンとしては、セキュリティ工事の提案ができるようにしていきたいです。お願いされたことだけをやるのではなく、提案を経ての成果物作成には一定の評価を頂いてると思ってるので、そのあたりを伸ばしていけたらと」

 

生畑目「スポカン会議の切り口の一つとして、地域で活躍していきたい会社にスポットライトを当てたいと思っています。エステクトと地域の関わりや、地域に対する取組があれば教えていただけますか?」

清水「会社を江東区の佐賀町に構えていますので、江東区佐賀・永代・福住に在住の方を対象に、電球の交換やスイッチ板交換などの工事をワンコイン500円にて実施しています」

 

生畑目「現状困ってること。協力して欲しいことはありますか?」

清水さん「業界的に、仕事=作業と思っている人が多い気がします。そうではなくお客さんに対して何が提供できるのか。照明をつける工事でも、単に照明をつけることが目的ではなく、そこに照らされる食事や家の風景までイメージできるかどうか。このように一歩先まで一緒に考えてくれるパートナーが欲しいです」

 

生畑目「パートナーとは社員さんのことですか?それとも協力会社さんのことでしょうか?」

清水さん「社員に想いを共有するのは難しいけど少しずつ進んでいると思ってます。それとは別に技術や経験が必要なので、協力会社として仲間になってくれる人の方を求めてますね」

 

一旦ここで生畑目による質問は終了。

次に、クリエイター達からも追加の質問を行います。

 

藤井「今現在、協力会社はどのくらいありますか?」

清水さん「北海道から沖縄まで、数だけなら100は超えます。常時で協力いただいてるのは東京で5社ほどですが、今後はそれを倍以上にしていきたいと思っています」

 

藤井「協力会社さんはどのような仕事をされてるんですか?」

清水さん「現時点では社員と同じような仕事です。ただ、今後は自分たちの強みである提案に力を入れていきたいと考えています。そこに専念するために、今私たちがやっている仕事に注力してくれる協力会社を求めていますね」

 

生畑目「その専念したい仕事がセキュリティ工事ということですか?」

清水さん「固執はしてないです。あくまで東京に出るきっかけがセキュリティの仕事でした。やりがいや楽しさを見つけた原点でもあります」

 

武田「協力会社はどのくらいの規模があれば提携を結んでもらえるんでしょうか?」

清水さん「なりたいって思っただけでも対象です。個人でも大丈夫。できれば経験ある人が一番いいですが、社員と同じように中に入りながら技能を積んでいくことをやって欲しいので。これから自分たちでやっていかなきゃいけないと考える人たちの方が、凝り固まった職人の世界を変えられるかなと思っています」

 

工藤「先ほど、仕事=作業と思っている人は、お客さんの身になって考える人に育って欲しいとおっしゃいましたが、現時点でどれくらいの社員の方がそう考えられてると思いますか?」

清水さん「やはり少ないと思います。今はまだ難しいことは考えずに作業に没頭したい人が多いんじゃないかな。ただ、そうすると楽しくないと思うんですよ。お客さんが見えて、それがどのように使われて、結果どうなったのかを知ることで、仕事って楽しくなるんだと思います」

 

工藤「一緒に働いている人が仕事を楽しんでいると自分も楽しくなってくることがあると思いますが、清水さんも現場に行って社員さんと作業することはありますか?」
清水さん「どうしてもやむを得ない場合は行っています。ただ、課題が見えてしまうので極力行きたくないんですよ。それは本来自分たちで見つけて改善してもらいたいですし、私が言うと押しつけになってしまうので。悩みどころですね」

 

角田「何かしらメディアに出たことはありますか?」

清水さん「本業ではないですが、採用に対する取り組みを取り上げてもらったことはあります。私自身が施設で育ったこともあり、社会的養護が必要な人など、色んな立場の人を採用しているんです。その人たちとも一緒に仕事をしていきたいという思いがありますので」

 

藤井:清水さんが一番好きなことは何ですか?」

清水さん「社員本人が望んで成長したい、取得したい技術を得て喜んでいる姿を見たり、お客さんがそれを褒めてくれたりするとめちゃくちゃ嬉しいですね。それがあると1週間は頑張れます」

 

それぞれの聞きたいことを一通り質問しところで、第一部は終了。

 

インタビューを経て、今回のスポカン会議の目指すべきゴールを

「協力会社の獲得」に設定しました。

 

クリエイター達は、この後の戦略会議で、どうすれば株式会社エステクトが協力会社を獲得できるかを限られた時間の中で議論していただきます。

清水さんには一旦zoomから退出していただき、第二部に移ります!

 

第二部:戦略会議

各々、インタビューを経ての意見を述べます。

 

工藤「純粋にもったいないと思いました。清水さんの思いやビジョンが外に伝わっていないので、インナーブランディングに力を入れれば、自然に一緒に働きたいというパートナーも見つかるのかなって。例えば社内でブログを回してみるとか」

 

武田「確かに、清水さんはもっと外に出ていいですよね。職人がかっこいいって思う人は絶対いると思うので。どんどん発信するべきだと思います。発信しないと見つからない」

 

角田「メディアに出ることを逆算して広報に力を入れるのがいいんじゃないかなと思いました。 手段は色々ありますが、発信して知ってもらってメディアから広がっていくという戦略を取れば広まりそうな気がします」

 

藤井「発信するという内容には同意です。それにプラスして、協力会社の人たちが見る場所に焦点を当てるべきだと思う。経営者に届きやすい場所に発信するのがいいのでは」

 

角田「それだとFacebookかな? 経営者の方は使ってるイメージがある」

 

藤井「他にSNSはやってましたっけ?」

 

工藤「HPを見たところなさそうですね」

 

藤井「であれば無料なのでそこからやっていった方が良さそうな気がします」

 

角田「一旦まとめると、手段としてはテキストと動画に分かれるかなと思います。どっちもやっていい気がします。テキストベースなら数。動画なら質を重視すべきかな」

 

角田「まずエステクトが作りたい世界観を先に決めた方がいい気がします。こういう世界を作りたい! みたいな動画を作れば刺さりやすいのでは」

 

藤井「今の状態だとまだよく分からないので、そういうのが一瞬で伝わるコンテンツがあるのが理想ですね」

 

と、議論が白熱している真っ最中ですが、制限時間がきてしまいました……

「え、もう?」の言葉が飛び交いますが、クリエイターによる戦略会議はここで終了!

 

続いて第三部のPR戦略提案に移ります。

 

第三部:PR戦略提案・フィードバック

清水さんが再びzoomに参加したところで、最後の戦略提案に突入。

クリエイターの一人、武田さんが資料を用いながらプレゼンを行います。

内容としては、

現状、社内と社外の両方に対して、目指したい世界観が伝わっていないこと。

その上で、

協力会社の、特に経営者の方にターゲットを絞り、Facebookを使って発信を行うことを提案しました。

 

武田「動画などで目指したい世界観を先に作っておくことで、社員さんにとっては働くモチベーションが高まり、社外の方とっては、自分たちが必要とされていることが分かると思います」

 

清水さん「実は今、総務の人たちが動画発信にチャレンジしようとしていたんですが、中々進んでいないんです。売り込みたい商材はあるので、まずサンプルとして一つ作ってみようとしていますが、どう扱うか頭を悩ませています」

 

清水さんは過去に、動画のPR撮影の勉強会に参加したり、自ら機材やソフトを揃えこともあったそう。少しずつ理解を深めてはいるけれど、まだ中途半端な状態だといいます。

 

清水さん「作るにしても、目的によっては動画作りの前に踏まなきゃいけないステップもあるので、何から始めればいいかアドバイスをいただけたらなあと……」

 

武田「動画にしても撮影にしても最初からできることはないんですよね。一つのサンプルがあっても、続かなかったら意味がない。例えば、今のスタッフで広報の担当を作ったり、社員さんにお願いしてセミナーに行ってもらったり、担当の方も何かしらスキルを身に付けられる場を用意するのもいいかもしれないですね」

 

清水さん「社員には多少費用がかかっても身になることをしてほしいと思っています。動画作りに関することはもちろん、仕事が少し楽しくなるような、体験して良かったと思うものがあれば今後もぜひ教えていただきたいです」

 

武田「もちろんです!」

 

職人としての仕事は単なる作業ではなく、お客さんの生活にまでイメージすることで楽しいものへと変わる。そう確信している清水さんにとって、会社の世界観を伝えていくのはとても大事なこと。このスポカン会議が、少しでも今後のステップアップに繋がれば幸いです。

 

以上をもって、PR戦略提案は終了!

駆け足でしたが、お互いに実のある時間になったのではないでしょうか?

 

振り返り

生畑目「みなさんありがとうございました! 住む場所に関係なくオンラインだからこそできる点が貴重だなと思いました。改善点はたくさんありますが、とてもいい時間でした! 清水さん最後に何かコメントをお願いします」

 

清水さん「みなさん今日はありがとうございました。メンバーに恵まれていたおかげでとてもリラックスして話せました。とても勉強になったので、今後も色々と教えてください(笑)仕事はお金だけのつきあいだけじゃなく、共に協力しあい、成長することでまた新しく生まれてくるものがあります。そういう関わり方を大事にしたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いします」

 

一同「ありがとうございました!!」

以上で第一回目のスポカン会議は終了となりました。

 

誰でも情報を発信できる時代だからこそ、一体何から始めればいいんだろう……?と悩む方は多いのではないでしょうか。 ただ、誰でもできる=簡単なことではないというのが肝だなと感じました。土台となる戦略や世界観があってこそ成り立つものだと、改めて意識させられた夜でした。

 

また、今回の打合せがきっかけで、株式会社エステクト様から「クリエイターさんに自社のPRを手伝ってほしい!」とのお声がけをいただき、早速ご縁が形になるようです!その続報もお届けしていきます。

 

次回のスポカン会議もお楽しみに!

 

 

お知らせ

ビズタスクでは、スポカン会議に参加してくださる企業様、クリエイターの方、スポンサーを絶賛募集しております。

企業様にとっては自社の課題解決の糸口を掴むきっかけになりますし、

クリエイターの方にとっては、自らのアイデアで経営者の心を動かせるチャンスです。

ご興味ある方、ぜひ気軽に下記のアドレスまでご連絡ください!

info@senadesign.jp

 

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